小児感染症科とは
小児感染症科では、子どもたちがかかりやすい様々な感染症に対して、他の診療科と連携しながら、より適切な診断と治療を行っています。
特に、基礎疾患を持つお子さんや医療的ケアが必要なお子さんに対して、専門的な感染症管理を行うことが特徴です。また、院内での感染拡大を防ぐための対策や、抗菌薬の適正な使用を推進する活動なども行っています。
感染症科は院内のコンサルトが主であり、主治医科としての入院や予防接種外来以外の専門外来はありません。
診療内容
感染症診療
重症感染症や外科的・新生児領域の感染症などに対し、主治医科と密に連携しながら診療を行います。特に気道カニューレやカテーテルなどの医療機器を使用しているお子さんは、通常ではあまりない病原体による感染症を起こし、重症化することがあるため、適切な治療を迅速に提供しています。
ASP(Antimicrobial Stewardship Programs)
抗菌薬を適切に使用することは、耐性菌の発生を防ぐうえで非常に重要です。当科では、院内で処方された抗菌薬を確認し、必要最小限の薬で効果的な治療ができるように、チームで検討しています。また、小児科医への感染症に対する教育活動も行っています。
ICT(Infection control team)
感染症科医師をはじめ、感染担当看護師・微生物検査技師・薬剤師などからなるチームで、院内感染の予防・管理を行っています。特に、感染症のリスクが高いお子さんが多く入院しているため、感染の拡大を防ぐための隔離や対策を行っています。
予防接種外来
当院かかりつけのお子さんを対象に、毎週月曜日(祝日を除く)の午後に予防接種を実施しています。安心して接種を受けていただけるように、感染症科がサポートしています。
担当医師
樋口 徹(ひぐち とおる)
役 職:医長、感染制御部
専門分野:小児科、感染症
主な資格:
・日本小児科学会 小児科専門医・指導医
・日本小児感染症認定専門医・指導医
・日本感染症学会 感染症専門医
・ICD(インフェクション・コントロール・ドクター)
見学・研修を希望される皆様へ
小児感染症科を見学・希望される医療関係者の方は下記までご連絡ください。
担当者:小児感染症科 樋口 徹
連絡先:〒006-0041 札幌市手稲区金山1条1丁目240番6
電 話:011-691-5696(代表)
F A X:011-691-1000
メール:HPの問い合わせメールフォームから小児感染症科宛にお願いします。