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小児集中治療科

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集中治療とは

内科系・外科系を問わず、呼吸、循環、中枢神経、代謝などの機能不全により生命の危機に瀕した重症患者を、濃密な観察のもと強力かつ集中的に治療・看護を行うこととされています。

小児集中治療室PICU (Pediatric Intensive Care Unit)

~こども専用の集中治療室~

当院は北海道唯一の小児専門病院であり、道内各地から高度な治療を必要とするこども達が集まります。
PICUは、その中でも生命を脅かすような重症な疾患や周術期管理など、刻一刻と変化するこどもの状態に対して迅速に対応し、観察・治療を行う「こどものための集中治療室」です。

診療内容

PICUでは小児集中治療科医師を中心に複数の専門診療科医師や看護師、多くの医療スタッフ(臨床工学技士・薬剤師・療法士・公認心理師、栄養士など)と協力・連携し、人工呼吸器管理をはじめとして、体外循環補助や血液浄化療法などの高度な治療を「チーム医療」で対応しています。

 

小児医療の「最後の砦」として、病気やけがの区別なく、どんな重篤なこどもでも、広大な北海道のあらゆる地域から24時間365日受け入れ、専門的な医療が提供できること、こども達の健やかな成長を見守ることのできる施設を目指しています。

 

※搬送においては各地の中核病院やドクターヘリ基地病院、メディカルウイング運航管理病院(手稲渓仁会病院)と連携して、救急車だけでなく、ヘリコプター(ドクターヘリ・防災ヘリ)やメディカルウイングを用いて搬送します。

対象疾患

  • 重篤な呼吸不全、循環不全、腎不全、敗血症、難治性けいれん、急性脳症、頭部外傷など

    集中治療管理を必要とする全ての疾患

  • 周術期管理

    →心臓血管外科による開心術・非開心術

    →小児外科・脳神経外科・形成外科・整形外科・耳鼻咽喉科・泌尿器科術後

    →循環器内科カテーテル検査・治療介入後

特殊治療

  • ECMO(膜型人工肺)、体温管理療法(低体温/平温)一酸化窒素吸入療法、窒素吸入療法、持続的血液浄化療法、腹膜透析、血漿交換など

診療実績

入室患者数の推移
患者内訳と治療介入

スタッフ紹介

  • 市坂 有基

    役職:小児集中治療科医長

    専門分野:小児科、集中治療
    主な資格:

    日本小児科学会 小児科専門医・指導医

    日本集中治療医学会 集中治療専門医

  • 名和 由布子

    役職:麻酔科医長
    専門分野:麻酔科、集中治療
    主な資格:

    日本麻酔科学会 麻酔科専門医・指導医
    日本小児麻酔学会 小児麻酔認定医
    日本集中治療医学会 集中治療専門医
    AHA PALSインストラクター
    日本救急医学会ICLSディレクター
    JPTECインストラクター

  • 名和 智裕

    役職:小児循環器内科医長

    専門分野:小児科、小児循環器

    主な資格:

    日本小児科学会 小児科専門医・指導医

    日本小児循環器学会 小児循環器専門医

  • 酒井 渉

    役職:医員

    専門分野:麻酔科、集中治療

    主な資格:

    日本麻酔科学会 麻酔科専門医

施設設備

病床数:6床(うち陰圧/陽圧切替可能個室1床)
特定集中治療室管理料3
看護体制:2対1
看護師:24名 臨床工学技士:5名
薬剤師:1名 理学療法士:3名 公認心理師:1名

認定施設

  • 日本集中治療医学会 集中治療専門医研修施設

  • 日本麻酔科学会 麻酔科認定病院

医療機関からの患者様のご紹介について

小児重症患者についてのご相談や、転院・搬送依頼については小児集中治療科へご連絡ください。

見学・研修を希望される方へ

PICUの見学・研修を希望される医療関係者・医学生の方は下記までご連絡ください。

担当者:小児集中治療科  市坂 有基
連絡先:hkd.kodomoqqur.pccm(at)gmail.com

※お手数ですが(at)を@に置き換えてご利用ください