当センター検査部のスタッフは小児センターと療育センターとの統合により病理医2名、臨床検査技師12名となりました。コドモックルにいらっしゃる子どもたちの健康を守るために研修会参加・学会発表・学会参加・各種専門学会に所属・参加・認定技師(臨床検査技師の上級資格)の取得など日夜努力しています。検査部のトピックスの一部を紹介します。
病理部門
免疫染色により腫瘍細胞の同定し白血病の診断をしています。MYCN・21・18・13トリソミーなど重大な染色体異常をFISHにて迅速診断しています。
血液検査部門
骨髄穿刺時にベッドサイドにて骨髄像を作成し、迅速に細胞種類をカウントして造血器腫瘍の診断に貢献しています。
生化学部門
電子カルテが導入され肝機能・腎機能などはもちろんのこと薬物血中濃度などもより迅速なデータ報告をしています。
輸血部門
輸血認定技師1名を中心として血液製剤管理、不規則抗体の同定、緊急輸血に備え24時間対応をしています。輸血療法委員会を立ち上げ、血液製剤の有効かつ適切な使用のため、T&S法による輸血準備などを行っています。
細菌検査部門
細菌感染した子ども達の苦痛が少しでも速く和らぐように一早く起因菌を同定します。感染対策委員会にて院内感染予防に努力しています。
生理検査部門
循環器センターが開設されました。超音波認定技師1名をチーフとして難解な心臓エコー検査を行い診断に貢献しています。脳波計は3台、病棟用ポータブル脳波計1台、睡眠時無呼吸症候群の診断に活躍するポリメイト脳波計1台などは、すべてデジタル化されネットワーク化されました。療育部門では、モーションキャプチャーも導入され専属の技師が計測・解析を行って診断に貢献しています。