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センター長あいさつ

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センター長

北海道立子ども総合医療・療育センター(愛称:コドモックル)は、平成19年9月に小児総合保健センターと札幌肢体不自由児総合療育センターを統合し開設され、今年で10周年を迎えました。 産科を併設し胎児期から一貫した医療・療育を総合的に提供する北海道内唯一の小児総合専門病院として、ハイリスクの胎児、新生児に対する「特定機能周産期母子医療センター」、先天性心疾患に対応する「循環器病センター」、医学的根拠に基づくリハビリテーションを実施する「総合発達支援センター」を設置するなど、高度医療や質の高い先進的な医療を提供しています。

当センターには、25の診療科があり、小児の希少疾患や難治性疾患、複数科にわたる疾患に対しては、小児内科系のほか外科系の関係診療科や看護師、薬剤師、療法士(理学・作業・言語・視能)、診療放射線技師、臨床検査技師、栄養士などでチームを組んで、各専門家が協力し一人の患者を治療する集学的医療を行っております。また、精神的なケアについても、児童精神科や心理士、保育士が密接に関わり、的確に対応しております。

当センターに隣接した道立手稲養護学校には、幼稚部から高等部までが設置され、当センターからの通学が可能になっております。また、道内各地から来られる方々のための滞在施設ドナルド・マクドナルド・ハウスさっぽろも近隣地に設置されており、センターを利用する子ども達とそのご家族をサポートする環境が整備されています。

さらには、センターを退院された子ども達の地域生活を支援するため、保健・医療・福祉の有機的な連携のもとに、バックアップを行っております。北海道の未来を担う子ども達がひとしく健やかに成長できる社会の実現を目指して、道内の医療機関や療育施設との連携を図りながら、小児医療と療育の専門施設として、高い水準の医療・療育を提供できるよう、私たち職員は、日々研鑽してまいります。

子ども達の数が減り続けている中、時代のニーズに対応し、道民の皆様の一層の信頼と安心が得られる施設、そして、子ども達に親しみのある存在として受け止められる施設となるよう今後一層努力してまいります。どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

センター長 續 晶子